『雪の宿』や『ぱりんこ』などの米菓が人気の老舗米菓メーカー三幸製菓株式会社。
2022年2月11日の深夜、「三幸製菓」荒川工場で火災があり、6人が死亡するという悲しい事故が起こってしまいました。
そして、「三幸製菓」と検索すると、「社長襲撃」や「パワハラ」など衝撃的なワードが出てきます。
いったい三幸製菓の社長が襲撃とはどういうことなのでしょうか?
そして、会社の中でパワハラはあったのでしょうか?
調べてみます!!
三幸製菓株式会社の社長襲撃?
三幸製菓株式会社の社長襲撃ついて調べてみると、2008年の記事で以下のような記事を発見しました。
大手米菓メーカー「三幸製菓」(新潟市北区)の佐藤裕紀社長(39)が7日深夜、
同市中央区の自宅近くの駐車場で3人組に襲われ、連れ去られそうになった事件。3人組は、社長の帰宅時を狙ってワゴン車で乗り付けた。
1人は運転席に待機。スタンガンを使って2人がかりで佐藤社長を車に連れ込もうとした。
「社長ですよね」と声をかけていることや、事前にスタンガンを用意していることから、
県警は計画的に佐藤社長を拉致しようとした可能性があるとみて捜査を始めた。県警によると、佐藤社長が襲われたのは7日午後10時45分ごろ、
同区弁天3丁目のコイン駐車場に乗用車を止め、後部座席から荷物を取り出そうとした時だった。
3人組の男らに、「社長ですよね。ちょっと話があるんですが」と声をかけられ、
スタンガンなどで襲われたという。襲った2人は40歳前後の小太りで身長170~175センチ。
1人は共に黒色の野球帽とナイロンパーカーを着用、もう1人も黒っぽい服装だったという。
どうやら当時39歳だった社長の佐藤裕紀氏が3人組の男らに襲われていたようです!!
1対3って・・・・・・・。
たとえ武道や格闘技などを経験していた人でも、怖すぎですよね・・・・・。
そして、佐藤氏の話を聞いた記事では、
社長の話では、駐車場に入る時、駐車場内にワゴン車が止まっていた。見知らぬ男が2人降りてきて周囲を見回し、
荷物を取り出していると、「社長さんですか。ちょっと話があるんですけど」と話しかけられたそうだ。
社長は危ないと思い、男らにけりをいれて格闘になったが、倒されて馬乗りされ、「静かにしろ」と、首と脇腹の辺りにスタンガンを当てられた。上着のトレーナーを引っ張られてワゴン車に引きずり込まれそうになったが、トレーナーが脱げたから逃げることができた。
トレーナーがうまいこと脱げたために、社長の佐藤氏は男らを振り払って近くの飲食店に逃げ込み、お店の店員さんに110番通報し貰って難を逃れたということです。
佐藤氏は両手と膝に軽傷を負い、スタンガンを押し当てられた左首などに火傷をしたといいます。
3人組の男にスタンガンを突きつけられるとは、相当の恐怖だったのではないでしょうか・・・?
ええ!? 新潟の米菓メーカーが狙われる理由って何だか根深いものがありそう RT @miyudesuyo 2008年10月大手米菓メーカー「三幸製菓」(新潟市北区)の佐藤裕紀社長(39)が7日深夜、 同市中央区の自宅近くの駐車場で3人組に襲われ、連れ去られそうになった事件…(後略)
— Keiko🐣もふ山通信 (@mofmofKeiko) April 30, 2012
やはり大手の三幸製菓株式会社の社長さんという事で、お金目的の犯行だったのでしょうか・・・?
しかし、三幸製菓株式会社によると会社には脅迫などの犯行声明のようなものはなかったようです。
「社長さんですか。ちょっと話があるんですけど」と話しかけられているという事は、何が襲撃の目的だったのでしょうか??
三幸製菓株式会社の社長は?
3人組の襲撃に遭った佐藤裕紀元社長は、1997年に三幸製菓に入社し、2007年に先代の社長で父親である富一郎さんから引き継いで社長に就任しました。
襲撃事件があったのは、社長に就任した1年後。
社長になって間もなくのことだったのですね。
しかし、その襲撃事件をものともせず、俳優の松平健さんや田中好子さんなど有名人をCMに起用し、大幅に売り上げを伸ばして業績を上げていきました。
三幸製菓は、暴れん坊将軍 松平健か🙄越後製菓は、桃太郎侍 高橋英樹 いいライバルだな pic.twitter.com/z0HSQhn7r4
— うえきさん (@Sakurau8u6) December 25, 2017
新潟の米菓メーカーといえば亀田製菓や越後製菓なども有名どころですよね。
ライバルともいえる越後製菓のCM役者である桃太郎侍こと高橋英樹さんに対して、三幸製菓は暴れん坊将軍な松平健さんを起用して、時代劇なパロディー化にも成功したと思われます。
そんな感じで、波に乗っていたように思えた佐藤裕紀氏ですが、2016年に三幸製菓の社長を退任。
その後、2018年に佐藤富一郎さんの次男である佐藤元保氏が「三幸」の社長に就任。
2020年に「三幸」と「三幸製菓」が合併し新生・三幸製菓となりました。
佐藤元保(さとう・もとやす)氏の経歴は次のとおりです。
1970年6月生まれ。法政大学出身。
2001年 三幸システム推進課入社。
2014年 三幸製造部長、2015年 三幸取締役、2017年 三幸代表取締役。
2018年 三幸代表取締役社長。
2020年 三幸製菓グループ代表取締役社長CEO兼 三幸製菓代表取締役CEO。
【語り部の経営者たち 】三幸製菓グループ 佐藤元保社長<4>従業員の幸せを優先したい https://t.co/8bWg15iYPN #日刊ゲンダイDIGITAL
— 日刊ゲンダイDIGITAL (@nikkan_gendai) February 18, 2021
日刊ゲンダイデジタルのインタビューで佐藤元保社長は「従業員の幸せを優先」したいと言っています。
【三幸製菓火災】佐藤CEO 取材応じず無言で立ち去る、記者会見要請も「遺族対応優先」 | マニゲー速報 https://t.co/LMTj53vXf4
— マニ速 (@manige_) February 22, 2022
佐藤元保社長は、あくまでも「従業員優先」の意向のようです。
三幸製菓株式会社のパワハラなどの評判は?
前社長の社長襲撃事件がお金目的ではないとすると、社長に対しての恨みなどがあったのか?と思ってしまいます・・・。
先日火災のあった三幸製菓の応援のつもりで買ってきたおかき餅をポリポリ。うまいね。
しかし、三幸製菓はパワハラがひどい噂。もしかすると自業自得かも知れんね。— KITI (@KITI_TW) February 15, 2022
「パワハラ」が囁かれていますが、いったい三幸製菓株式会社の社内の雰囲気はどのような感じなのでしょうか?
『en Lighthouse』での口コミは?
会社口コミプラットフォーム『en Lighthouse』での口コミを見てみました。
オフィス環境については、
未だに始業前に会社に来て、掃除(トイレ含む)・ラジオ体操・朝礼を行う会社。当然、時間外勤務はつかない。拠点によっては女性がトイレを使いたくなくて近くのコンビニに行っているようだ。
一部の建て替えをした事務所を除き、多くは古い作りになっており、女子トイレがない事務所も珍しくない。掃除は毎朝始業時間前に義務化され
ており、当然就業時間外の無賃扱い。
やはり女性の従業員も多いと思いますし、女子トイレがないっていうのは、ツライですよね・・・。
勤務時間・休日休暇については、
各々のスケジュールは管理はしやくなりましたが、突発的な報告事項が多く、そこに時間を取られる事が多々あります。方針転換も多いので提出資料の更新なども多く、割り切らないとストレスに感じることもあるかもしれません。
これは割とあるあるな感じかもしれませんね。
そして、女性の働きやすさについては、
残業も多く女性にとっては働きやすいとは言えない環境。女性社員が増えてきているので育休を取る人が出てきている所と男性社員でも育休を取った事例もあるので今後は働きやすくなるのではないかと思う。
毎年新入社員に女性を採用しているが、営業の女性で長く務める人はあまりいない。
育児休暇などは取りづらい雰囲気のようで、ちょっと女性には働きづらい職場なのかもしれません・・・。
給与制度について、
合計の給与はいい方だと思う。基本給もまぁまぁだが仕事量が多い為、必然的に残業代が稼げるのでトータルとしては高い。平でもかなり貰えるので、上に上がれれば結構な金額が貰えてそうな感じ。
始業時間の約1時間前からの事務所の掃除が、社歴の浅い者は必須である。もちろん時間外勤務にはならない。また終業時間の意識はなく、定時退社はほぼしたことがない。定時後に打ち合わせが入ることもよくある。
毎年昇給は行われ、よほど悪い成績を取らない限り賞与はそれなりに出る。住宅手当は手厚いが、残業代がみなしで切り捨て計算で行われるため。評価制度:結果さえ出していれば何でも良いという風潮が強い。
住宅手当や賞与はそれなりに出るようですが、残業代は出るという人と出ないという人がいるようです。
職種によって違うのかもしれませんね。
『キャリコネ』での口コミは?
次にキャリコネの口コミを見ていきます。
上司の方の働き方や考え方に全く合わないことと、時代に合わない働き方や社風、とにかく暗い感じが嫌で辞めました。排他的な雰囲気も中途社員としてはやりにくさしかありませんでした。早めに辞めてよかったです。企業規模と反して非常に古くて、やりがいを感じにくい組織だなと思いました。
社風はとても古いです。始業時間よりも早めの出社がローカルルール。
朝のラジオ体操必須。
上長のお気に入りのみが優遇される雰囲気。
上の人ばかりを見る暗い雰囲気でした。
仕事自体にやりがいはあると思いますが、とにかく雰囲気が良くない。
当時(今は不明)の責任者の方のハラスメントがひどかった。
朝も早く、夜も定時後に会議があったりと拘束時間は長い。
残業は人によってまちまちだが、遅い人だと月に80時間以上残業も。
社内の雰囲気は「古い」という印象ですね・・・。
始業前に出社して社内の掃除や朝のラジオ体操。
昔は当たり前だと言われるような風習なのでしょうが、現在はあまり見かけない光景になってきている感じがします。
そして、口コミでは「ハラスメント」というワードが出ているので、少なからずそのような雰囲気があるのではないか?と思われます。
しかし、「ハラスメント」は個々の受け取り方にもよるものなので、一概にハラスメントがあったとは言い切れないかなと思われます。
そして、このようなTwitterを発見しました。
三幸製菓の火災、この記事を読む限り、従業員皆亡くなった方々を心から悼み悲しんでいる様子。「パワハラ気質の社風に嫌気がさして放火…」といった事件とは真逆の社風のようだ。安全管理には力を入れていたようだが、燃えやすい食材ということで、もっと厳重な管理が必要だったかもしれない。 https://t.co/C7OA8bSrKP
— que (@xeroographica) February 15, 2022
現在の佐藤元保社長は「従業員の幸せを優先」を掲げており、今回の火事でも説明を担当した社員が、「謝る以外に言い訳も弁解も何もできません」と言っていました。
三幸製菓株式会社の社長襲撃やパワハラなどの評判のまとめ
老舗米菓メーカー三幸製菓株式会社。
・社長襲撃事件があったのは2008年で、当時の社長は佐藤裕紀氏。
・3人組の男にスタンガンを突きつけられたが、自力で逃げ軽傷で済んだ。
・現在の社長は佐藤元保社長で、「従業員の幸せを優先」を掲げている。
・社風は古い体質で「みなし残業」が多い部署もある。
・「ハラスメント」を感じる従業員もいる様子。
2022年2月の工場火災について、まだ詳しい事は明らかになってはいませんが、今後の説明や会見などが注目です。